敏感すぎるHSPの私が、生きやすくなるために実践していること。

メンタルケア
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こんにちは、ワーママのらっこです。

誰にも言っていなかったんですが、自分のなかでの今年の目標は「生きにくさを改善する」です。でした。

この弱々なメンタルを鍛えたいというか、弱い自分でも生きていけるように工夫したいと思って、かれこれ半年以上、色々な本を読んで、ひとりであれこれ考えてきました。

けど、つい最近、今年最大の衝撃といっても過言ではない事実と出会いました。

それは、私がHSPだということです。

HSPっていう言葉はですね、世の中への浸透度具合を想像すると、

たぶん知っている人は「は?今さら何言ってんの?」って感じだと思うけど、

知らない人は「何それ?」っていう感じだと思います。

たぶんそれくらい、当事者と周りの人の間に浸透具合の差がある単語だと思う。

それで、私が自分がなぜHSPだとわかったかというと、

何気なくTwitterを眺めていたときにパラパラとHSPという単語が目について、なんだろう?と調べてみたのがきっかけでした。

HSPは「Highly Sensitive Person」の略です。

訳すと、

敏感すぎる人。

感じる力が強い人。

のことを言います。

アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士によれば、生まれつき敏感な人がいるというのです。

ちなみに日本人の5人に1人はHSPと言われていて、決して少ないわけではないそうです。

でも多数派か少数派かで言えば、少数派になりますね。

私は社会に出てから、自分はメンタルが弱いんだと思って、ずっと生きてきました。

そして、その原因は育ち方にあるんじゃないか?と思って色々な本を読み漁ってきたけど、

この本を読んでみて、私のメンタルの弱さは、HSPという性質の影響がとても大きいんだと気づきました。

HSPの人は、生まれながらに「敏感すぎる」という特徴を持っている人たちです。

生まれながらに背が高い人と低い人がいるように、生まれながらに敏感な人とそうでない人がいる、ということ。

けど、敏感であることは、マイナスな部分だけじゃなくて、プラスになる部分もあります。

敏感であるがゆえに傷ついたり考えすぎたり悩んだりする一方で、敏感だからこそ日常のささいなことに喜びを感じられたりもします

けど、ストレスを感じているときには、周りに「いいもの」や「幸せ」があっても感じにくくなってしまう。

だからこそ、敏感であることのマイナスな部分への対処方法を学ぶことで生きやすくなる。

本の中には、簡単にできるたくさんの工夫について書いてあって、「そんなことでいいんだ!」とすごく心が楽になりました。

今までの人生で、気を使いすぎたり、疲れやすかったり、生きにくさを感じていたことの大部分は、このHSPという特徴で説明がつきました。

私は「自分のメンタルが弱い」って思っていたことが、自分への自信のなさにつながっていたんですけど、

生まれながらに敏感だったとわかったら、なんだか心がスッキリしたんです。

そうか、私が生きにくいと思ってたのは、敏感すぎたからなのか!と。

目からウロコが落ちる気分でした。

ちなみに、敏感と一言でいっても、何に敏感なのかは人によって異なるそうです。

私はたぶん最も敏感なのが視覚からの刺激。

次いで敏感なのが聴覚からの刺激だと思っています。(下の方で詳しく書いていきます)

今回は、この本を読んでなるほど!と思った過去の自分の行動と、HSPだとわかった今これからどう対応していくかのまとめを書いていきたいと思います。

自分がHSPだと知らないで苦しんでいる人に読んでもらうことで、HSPだと気づくきっかけになったら嬉しいし、

既にHSPだとわかっている人には「そうだよねー」と共感していただけたら嬉しいです。

そしてHSPではない人には、「こういう世界が見えている人がいるんだ」というのを知るきっかけになったら嬉しいです。

過去を振り返ってみてわかる、私のHSPな特徴抜粋

ごちゃごちゃした空間が苦手。

私は、スーパーやドラッグストア、ドンキホーテのようなガチャガチャしたお店がずっと苦手でした。

なぜかわからないけどすごく疲れるから、できるだけ行きたくないと思っていたのです。

でもこの本を読んで、しみじみ納得しました。

たくさんのラベル、値札、POP、そこにいる人達の様子、聞こえてくる音、たくさんの匂いが入り混じった匂い、などなど、

私にとっては情報が多すぎて、刺激が強すぎる場所だったんですね。

スーパーに行くときは基本的にいつも同じお店にしているし、

行くにしてもできるだけ朝イチとか深夜など人の少ない時間帯を選んでいたのですが、

本能的に刺激を避けようとしていたんだなと気づきました。

あとは、知らないお店に入ったときに、頭の中にブワッと情報が入ってきすぎて、すごく疲れるタイプです。

あれはやっぱ気のせいじゃなくて本当に疲れていたんだなと納得しました。

これからは、ごちゃごちゃした店舗に行くのはできるだけ避けることにします。

カルディとかも大好きだけど疲れちゃいそうだから元気あるときだけにしよう。

買い物は普段からネットスーパーだし、日用品もネット購入だし、これからもその方針でやり続けようと思いました。

実際の店舗に買い物に行かなければいけないときは、できるだけ人が少ない時間帯にして、お店は広めな行き慣れたところを選んで行くようにしたいと思います。

時間がかかっても、できるだけ各駅に乗る

私は通勤のときにいつも各駅の電車に乗ります。

急行に乗るより通勤が15分〜20分余計にかかるし、徒歩も合計すると通勤に片道1時間以上かかるんだけど、それでも各駅に乗ります。

私がいつも各駅に乗ってるのは、「急ぐことでイライラしたくない」「生活の中にゆとりを持ちたい」からのつもりでした。

あと「できるだけ人に触れたくない」とか。

けどこの本を読んでから改めて考えてみると、急行を避けたかった大きな理由のひとつが

急行に乗っている人の”せかせかした感じ”に影響を受けてしまって疲れるのを避けたい

からだったと気づきました。

自分では気付いていなかったけど、不快な感覚から無意識に逃れようとしていたんだなと。

別に、急行に乗る人が悪いとか苦手ってわけではないです。たぶん仲良くしている友人のほとんども急行に乗るタイプです。

けど、急行に乗るタイプの人が密集している空間が、私はなんだか苦手なんです。すごく疲れてしまう。

なので私にとっては、急行で多少早く着くよりも、各駅で長い時間かけて乗る方がずっとマシです。

各駅生活は、これからもできるだけ続けていこうと思います。

人と一緒にいるのが疲れる

私、たくさんの人の集まりが苦手です。

大勢の飲み会とかはできるだけ行きたくない。

集まりで楽しめるのは、気心知れた人が4人くらいまでが限界です。

人が家に遊びに来たり、人の家に遊びに行ったりすると、楽しいんだけど、

帰った後にぐったりして起き上がれないくらいに疲れます。

結婚式やお葬式が終わった後は、部屋に引きこもって一日くらい寝込みます。。

思い返せば、社会に出てからずっとそんな感じでした。

けど私はずっと自分に体力がないだけだと思っていたので、少しでも体力をつけようと筋トレをしていました。

完全に方向の違う努力だったわけです、、、

会う人が多ければ多いほど、会う時間が長ければ長いほど、頭に情報が多く入ってきすぎて疲れるんだと思います。

人といるときの場の空気とか、それぞれのメンバーが今どんな気持ちでいるかとか、

今ちょっと話題が途切れかけてるから何か話さなきゃとか、

脳が勝手に色んなことを考えてしまって、すごく神経をすり減らしてしまう。

完全にオフモードでいられるのは、家族でいるときだけ。

夫と子どもの前だけです。

とはいえ、冠婚葬祭は避けるのが難しいし、子どものためにもときどきはお友達との遊ぶ機会も作ってあげたいので、人と会う機会はこれからもちょこちょこあるはず。

だから大切なのは、人と会った後はゆっくり休む時間を取るってことだろうなと思いました。

自分が人と会うことで疲れやすい人間だと認識できてよかったです。

以上、書いていけばまだまだあるのですが、いったんこの辺で終わりにします。

自分がHSPだという前提で自分の行動を分析してみると、

無意識のうちに刺激を避けようとして生きてきたことがわかりました。人間ってすごい。

繰り返しになりますが、ずっと「自分はメンタルが弱い」って思っていたことが、自分への自信のなさにつながっていました。

・なんでこんなに毎日疲れてしまうんだろう、、

・すこし強い言い方をされたくらいでどうして凹んでしまうんだろう、、

・こんなささいなことにも耐えられないようじゃ、もう社会で生きていけないんじゃないか、、

と、ずっと自分を責めてきました

けど、生まれながらに敏感なんだとわかったら、なんだか心がすっきりして、ほっとして、それだけで前よりも前向きに生きていける気がしてきたんです。

敏感すぎるがゆえに、敏感じゃない人に比べて、ひとつひとつの刺激から10倍くらいのダメージを食らっているとしたら?

いつも疲れていたのも当然だわ。

むしろ、よくやってきたよ私。

と思えるようになってきたのです。

実際に10倍の刺激を受けているのかどうかはわかりません。

でも、そんなふうに思えて、自分を認めてあげられるようになったのが、一番の大きな変化でした。

今このタイミングでこの本に出会えて、本当によかったです。

最後に、敏感すぎる私が、疲れにくく生きやすくなるように実践していることを以下にまとめてみました。

この本を読んで実践している内容

・通勤電車ではマスクをする(不快な匂いを避ける、嗅覚からの刺激を減らす)

・通勤電車で考え事をするときには目を閉じる(余分な情報をシャットアウトする)

・悲惨な内容のニュースは見ない(特に幼い子どもの虐待の話や、殺人事件などは避ける。想像してしまって凹むから)

・テレビを見ない(これまでも見てなかったけどより一層見ないことにした)

・部屋の中を整える(部屋をぐちゃぐちゃにしない)

・毎日使うものをお気に入りのものばかりにする(食器、小物、洋服、ジュエリーなど)

・素敵な空間にいる自分、憧れていたものを手にしている自分の姿を妄想する

・疲れているときに混んでいる場所に出かけるのは避ける(ご飯を作る元気がないときは、外食の代わりにデリバリーにする、など)

・不快感をおぼえてしまう場所には行かない(汚い言葉遣いをする人や身なりの汚い人が多そうな電車には乗らない、など)

・出かけた翌日はしっかり休む(土曜に出かけたら、日曜はしっかり休む)

・近しい人に、自分がHSPだと伝える(とくに、自分が苦手とすることを伝える)

・敏感でない人には、自分の気持ちを言葉にして伝える(察してくれることを期待するのをやめる)

・仕事でもプライベートでも、苦手なことをやらないで済むようにできるだけ調整する(不特定多数の人と会うこと、営業活動をすること、急に予定が変わること)

などなど。

少し心がけることをプラスしただけで、だいぶ生活が楽になり、疲れにくくなりました。

自分は人より疲れやすいと知れたことで、生活の中で刺激を受けすぎないように心がけられるようになったし、疲れてしまったときにも罪悪感なく休めるようになりました。

「ちょっと生きにくいな」と悩んでいる人は、ぜひこの本を読んでみてください。

忙しい毎日の中で、本なんか読んでいる時間ないよ!っていう方も多いかとは思います。

けど、このブログを見に来てくださって、ここまで読んでくださっている方は、なにかしら「生きにくさ」について、悩んでいる部分があるんじゃないでしょうか。

もし今なんとなく生きにくさを感じていて、少しでも楽に生きられるようになりたいと思っているなら、小さなことからでも、自分を変えるきっかけを探してみませんか?

この本は、著者さん自身がHSPなので、「そうそう、わかってくれてる!」と何度も頷いてしまうような、思いやりあふれる優しい文章で書いてくれているのが特徴です。

あっという間に読み切って、きっと読み終えるころには、心がすっきりと軽くなっているはず。

ぜひ読んでみてください。

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