こんにちは。時短ワーママのらっこです。
前回からの続きです。
ここまでの話はこんな感じです。
①いい大学を出ていい会社に入れば幸せになれると思ってたけど全然そんなことなかった件
⑦コネを頼って転職できるかなと期待したけどそんな甘くなかった話
⑧ひどい言われようだったけど、なんとか転職先を見つけるまでの話
今回もめちゃ長です。
お時間のあるときにでもお付き合いいただけたらうれしいです。
——
目の前のことに忙殺される毎日、サービス残業、減った給料など、モヤ
入社して半年くらい経った頃に、胸のあたりにドクドクと激痛が走
朝は平気なんだけど、夕方くらいになってくると胸の下の方が痛
痛いというか熱い?ドクドクと熱いものが流れ出してくるような痛
体の異変には早くに気がついていましたが、とにかく仕事が忙しくて病院に行っている暇がない。
イベントの準備などもあって毎日深夜まで持ち帰って残業する日々
ある日曜日。夫に息子を託してやむを得ず休日出勤をしていたら、
それまでは気にしないように努めていたけど、母を早くに亡くして
CTまで撮ってもらいましたが特に異常は見当たらないそうで、
次の平日に職場に事情を話し、午前中に少し抜けさせてもらって消
そこから胃酸が出るのを抑えるお薬を3ヶ月ほど飲みました(今は症状は
当時は理由がわかってホッとした反面、不安にもなりました。
たしかに仕事は忙しかったけど、もっと忙しい仕事も過去にはして
先生曰く「歳をとったということですよ」とのこと。
このときの私は33歳。
まあ確かに若くはないよなあ、、としみじみ感じてしまいました。
入社してからずっとがむしゃらに頑張ってきたツケが来たのかもし
それに死産してからすぐに会社の倒産危機の話を聞いたの
そういえば入社して半年くらい経った頃、オフィスに誰もいないと
悲しいことがあったときには、しっかり沈んできちんと悲しまな
これはこのときに感じた教訓です。
辛いことがあったときには、自分に「大丈夫」と言い聞かせるので
さて、お医者さんにストレス性の胃酸過多だと言われた私。
自分はいったい何にそんなにストレスを感じていたのか?
そもそも自分はどんな人間なのか?
なにに幸せを感じて、どんなことは嫌だと思うのか?
ストレスの正体と向き合うために、10年以上ぶりに自己分析をし
幸せについて知りたくて、いろんな本を読みました。
自分の生きづらさは、自尊心の低さから来ていることは息子を育てる中で色々な本を読んで気づいていました
私は2人姉弟の長女で、成績優秀な「良い子」であることを周りに望ま
教育ママであった母の自慢の娘でありたいと努力してきたし、高校
けれど今の私に強く残っているのは、褒めてもらえた記憶よりも母が誇れない結果を出したときに「恥ずかしい」
今なら「いや、恥ずかしいって何やねん」「私の人生は私のものだ
やはり親に扶養されている時代の子どもにとっては、親の言うこと
私が頑張ったか頑張らなかったかは関係なく、母の期待に応えられ
ちなみに私は左利きなんですが、小学生の頃から「恥ずかしいから
小学校の先生も「今から無理して直さなくていいと思うよ」と言っ
だから小学校1、2年生くらいのときの私は、毎日泣きながら右手
(結局、左利きは直らなかったけど、いつのタイミングで母が折れ
左利きの何が恥ずかしかったのか、30代半ばの今になってもわかりません。
田舎には意味のわからないルールがあるから、これもその一種なの
母はなかなか個性の強い人でしたし、今でいう毒親っぽいところも多分に
どちらかというと恨んでいるのは母を教育ママにさせた境遇のほ
母は3人姉妹の長女でした。
両親は母を溺愛しまくりました。
その結果どんな育て方をしたかと言うと、「挑戦させない」「失
この育て方が母の人生に大きな影響を及ぼしていきます。
具体例を3つ挙げます。
母には行きたかった高校がありました。県で一番偏差値の高い高校
でも母の父親(私の祖父)は、その高校の受験を許しませんでした
理由は「レベルの高い高校に行って、低い順位になったら可哀想だから」とのこと。
高校のレベルをひとつ落として、そこで上位を狙いなさいと母に言ったそうです。
母はその言いつけを守って、県で2番目の高校に行って、常に5位以内
大学受験も同じでした。母には学びたい理系の学問がありました。
結局、母はその言いつけを守り、文学部かどこか忘れましたが、行
就職のときも同じでした。
母にやりたい仕事があったかどうかはわかりません。けど父親がコ
母の人生は親に敷かれたレールの上を歩くだけでした。
挑戦すらさせてもらえず、親の言いなりの人生でした。
高校のくだりとか、ホントひどいなと今でも思います。
一番偏差値の高い高校に行って低い順位でいるよりって、、なんな
なんで勝手に決めつけてるの?その高校に行っても上位でいられた
心配しているように見せかけた侮辱じゃんとすら思います。
なぜ母は反抗しなかったのか?と思う気持ちもあるけれど、超頑固
「誰に食わせてもらってると思ってるんだ」とか「言うことを聞か
そのときのことはわからないし、わかる意味もないけど…
ただひとつ言えることは、母は長女として生まれた自分の運命に従
だから私は物心ついたときから、そんな母の人生のリベンジをする
「母が行きたくても行けなかった県でNo.1の高校に受かること
「大学は自分の行きたい大学を選ぶこと(母が誇らしいレベルの大
「就職も自分のしたい仕事を選ぶこと(母が誇らしいレベルの企業
を、繰り返し繰り返し、説かれてきました。
幼い頃の私が、まるでそれが自分の望みであると錯覚するくらいに
結果を言えば、私は母の望みを全て叶えました。
母が行きたくても行けなかった県でNo.1の高校に受かりました。
大学は自分の行きたい学問で日本で一番の偏差値の大学に行きました。
就職も自分が行きたいと思った会社で、誰もが知っている大企業に入りました。
母は、私が母の望みを叶えるたびに本当に嬉しそうでした。実家の
(田舎では身内が高学歴だったり大企業に就職していると自慢した
私は就職先が決まったときに「ああ、これで終わった」とホッ
ようやく解放された、と。
母の望みを叶えるための投資(塾代など)はしてもらえたし、送り
けど、そんなこんなで22歳まで「人からの評価」ばかりを気にし
「期待に添えない自分には価値がない」という幼少期からの刷り込
「ありのままの自分でいい」という根拠のない自信、つまり自尊心が持て
無意識のうちに「他人が望んでいること」を汲み取って、その人の
ストレス性の胃酸過多という診断についても、言ってしまえば、新
誰からもやれと言われてない。けどやらないと間に合わなかった。
でも本当にそうだったのか?
そこで「間に合わないから手伝ってください」「納期を延ばしてく
もっと言えば「仕事が終えられなかった自分の評価が下がるのが怖
小さい頃から、期待を裏切るたびに厳しい言葉を投げつけられてい
この傾向はマシにはなってきたもののいまだに続いていて、約束を
自分の完璧主義(というか人の評価を気にする癖)は幼少期からの
それと同時に、そういう環境を作った大元である祖父を憎む気持ち
ちなみに祖父とは別件で仲違いをしており、かれこれ数年、法事以
他にも継母を追い出したりとか色々あり、祖父とは私の方から一方
ここに来るまで、文章では書ききれないほどの様々な出来事があり
もともと両親が他界したときから実家はないものとして生活してい
意固地になっている部分もあるのかもしれません。
でも血が繋がっているからといって関係を続けないといけないわけ
思い出話が長くなりました。話を戻します。
さて、そんな自分の「他人の評価が気にしすぎる」という特徴を踏
一番の理由は「自分のペースで仕事が進められないこと」でした。
会社は常にバタバタしていて、突然仕事が降ってきます。
突然仕事が降ってくるのは過去の会社でもいくらでもあったんだけ
自分がハンドリングしてる案件でトラブルがあったから対応しない
自分に責任があるなら責任を持って対応します。深夜であろうと土日であろうと。
ですが新しい会社で突然降ってくることは予想できないことば
社長が突然思いついた仕事を今日中にやってと指示してくるとか、
しかも常に時間がありません。目の前のことで精一杯なために、仕
ゴールを決めて、アウトプットの質を決めて、自分のペースで仕事を進めていきたい自分にとって、急な短納期の仕事が毎日差し込まれるというのは強いストレスでした。
これまで総合職として仕事をしてきたので、アシスタントのようにこき使われることへの心理的な負担もあったかもしれません。
「こんな雑務、これまではやってくれる人がいたのに、全部自分でやるなんて。落ちぶれてしまったな」と思う自分もいました。
それと私が時短勤務で残業ができないと言っているのに(そういう条
夫に相談してなんとか調整したのに、間近になって「やっぱり残業
今の私なら仕事が常に終っていない状態にも慣れているし、突然仕
当時まだ転職したてだった自分には言えませんでした。
やれと言われたことに対して「できない」と言う勇気を持てませんでした。
「できない」ということで評価が下がるのではないかと怖かったし、期待を裏切ることが怖かったのです。
仕事が差し込まれるから、今日予定していた自分が終えたい仕事が終わらない。
でもそれも急ぎだから持ち帰ってやらないといけない。
そんな感じで、果てしない量の仕事を自分で吸収して我慢して我慢して対応していたら、ストレスが身体の異常となって
とにかく胃が痛かったので、とりあえず会社に事情を話し、月に1回午前中に抜けて内科で経過
会社には忙しくて体調を崩したということにして、休日出勤や時間
(時短で採用されてるのに休日出勤とか時間外の仕事を控えたいと話すってどういう状況やねん)
ストレス云々の話はさすがに言うのがためらわれて言えませんでした。
仕事を自分のペースで進めたいのは私の性格のせいだから、主張していいのかどうかがわからなかったのです。
私以外の他の人は良くも悪くもルーズで、その日にやりたかった仕事が終わらなくても気にならない性格だということもわかっていたので、より一層言いづらかったです。
薬を飲んで胃の痛みは少しずつ落ち着いていきましたが、仕事は相変わらずやることが多くて雑務で1日が終わるモヤモヤを抱え続けていきました。
転職したけど環境よくなるどころか悪化したな、やっぱ間違ったか
そんな私に前を向くきっかけを与えてくれたのが、学生イン
次に続きます。
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