こんにちは。らっこです。
漫画が好きです。
このシリーズでは、独断と偏見で面白かった漫画を紹介しています。
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今回紹介するのは、こちらの漫画。
執筆日時点で24巻まで出てます。24巻は出たばかり。来年出る25巻で完結らしく、もう最終章です。
最富キョウスケさんによる少女漫画です。この作品は『QQスイーパー』の続編として、2015年8月から『ベツコミ』で連載中。もう10年か、すごいな。
私がこの漫画に出会ったのは2024年の春くらいだったと思うのですが、めっちゃ面白くて一気読みしちゃいました。(一気読みしてばっかりだな私)
前作のQQスイーパーは、ギリギリ読んでなくても行けるかもね、という感じ。もちろん読んだらより理解が深まります。
ざっくりあらすじ
物語の主人公は、特殊な能力を持つ高校生の文(ふみ)。
その生い立ちは悲惨で、文がこんなにいい子に育つとかマジで奇跡だと思ってしまうほど。
ヒーローは同級生の玖太郎(きゅうたろう)で、文はいろいろあって玖太郎の家に住んでます。
この作品では、人の心に潜む悪意や病を「ムシ」と呼び、それらを退治する「掃除屋」っていう職業がありまして。
玖太郎とその家族はその掃除屋のお仕事をしていて、文もそのお仕事の手伝いをしていきます。
見どころ、おすすめポイント
もうね、24巻もあるので、ストーリーを詳細まで書くのは難しいんだけど。
ひとことでいえば、文が過去のトラウマと向き合いながら成長していく物語です。
なんだけど…それだけじゃない。それだけじゃないところの深さが、マジでもうハンパないんです。
かなり哲学的要素があるというか、めちゃくちゃ考えさせられる。
人間の精神とは…?みたいなレベルで。知恵とはなにか、感情とはなにか、みたいなね。
全体的にはわりとシリアスなんだけど、ときどきユーモアもあったりして、いい感じのバランスが取れたストーリーです。
メインの2人以外の登場人物たちも個性豊かでほんとに魅力的。
玖太郎も玖太郎で相当な過去を持っているんだけどもね。その過去もあってか家族や仲間との関係性が深くて。
仲間との助け合い方とかお互いへの信頼の深さが、もう、なんか、やばい。泣けちゃう。
その姿が、ありえん強敵に勝たないといけないっていう絶望的な戦いなかでの救いでもある。
単なる恋愛物語ではなく、単なるバトルものでもない漫画。とにかく深い。深いという語彙しか持ち合わせていない自分が情けないくらいに。
一回読んだらもうわかった!おーしまい!って漫画も多いけど、この漫画は何回も読み返してしまうね。
落ち込んだときとか、生きるってなんなんだろうみたいなどん底まで下がったテンションのときに布団をかぶって読み返す漫画です。
「文が頑張ってるから、私も頑張ろう、これくらいでへこたれてちゃだめだな」って思って、這い上がってこれたことが一度や二度じゃなくてね。
読むたびに気づきがあるし、漫画の中のセリフに励まされて、前を向いていける感じがします。
半年前くらいにリアルタイムで読んでたときのつぶやきはこんな感じだった↓
イラストも本当に美しい。10年の間にレベルアップ?されているのか、22巻あたりはもう本当に「美…!」ってなる感じ。
ムシの描写とか戦いの様子はまあまあグロいんだけども、そんなんどうでもいいわい!ってくらいの綺麗な絵です。
文のおかあさんが出てくるところとか、もうさあ…しんどい…けど…ぐぬうううう!って感じ。はあ、ネタバレを語りたい…!
ほんとにめっちゃ面白いので、ぜひ。これが1巻↓
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面白かった漫画④はこちら。探偵漫画。これも面白い。