こんにちは。先日結婚10周年を迎えたワーママらっこです。
突然ですが、私の夫は無趣味です。
・タバコ吸わない
・お酒飲まない(付き合い程度)
・ギャンブルしない
・女遊びしない(知る限りでは)
・ゴルフしない
・ゲームしない
・テレビ見ない(たまに見てるのもある)
・マンガ読まない(キングダムは好き)
・洋服買わない(下着や靴下も私が買う)
強いて言えば好きなことは、
・美味しいご飯を食べること
・スイーツを食べること
くらいかなあ。
基本的に自分にあまりお金をかけません。
物持ちもすごく良いので、気に入ったひとつのものをずっと使うし、洋服も破れるまで着ます。
夫はベンチャー企業戦士なので、起きている時間のほとんど全てを仕事に費やしています。
家にいるオフのときは、家事か、子どもと遊ぶくらいで、自分のために何かをすることってほとんどありません。
友人がいないわけではないけど、友人と会うために外出することはないです。年に一度あるかないか。
そんな夫には感謝していますが、たまに、この人、こんなに無趣味で大丈夫なのだろうか、楽しいのだろうか?と、私の方が不安になることがあります。
なので、そんな無趣味な夫が1年に一度くらい、ふと「洋服が欲しい」と言い出したときには、できるだけ応えるようにしています。
私は飽きっぽいし、自分の洋服にお金はそこまでかけないことにしているので、洋服は基本的にユニクロか無印かネットです。
けど、物持ちの良い夫には、少し高くても長く使えそうなしっかりしたものを、きちんとしたお店で試着して買うようにしています。
そして夫の買い物をするときには、息子も含めて家族みんなで出かけて、お店で夫が試着しているところを見て、みんなで決めます。
夫が自分の趣味で出かけたりすることがない分、家族で、夫の物を選ぶ時間をもうけて、夫を労わりたいなと思うのです。
それが大黒柱としてストレスフルな社会と戦いっている夫への、私なりの感謝の気持ちの表し方です。
ちなみに先日、破れたズボンの代わりの新しいズボンを買いに出かけました。
ズボンだけの予定だったのが、黄色のVANSのスニーカーも買うことになりました。
夫は基本的にスニーカーを一足しか持たない人ですが、店頭で見たその黄色のスニーカーにはビビッときたみたいで、珍しく「このスニーカー、いいなあ」と言っていたので、「差し色に良さそうだし、買ったら?」とすすめました。
試着してみてちょうど良かったので、そのVANSのスニーカーはそのまま店頭で買いました。
買ったのはこのスニーカーです。
ネットで安いのを買えば、もしかしたら数百円くらい安かったかもしれません。
私は自分が身につけるものを自分で買うなら、お店に売っていたものの型番を調べて、ネットで一番安いものを買います。
でもその日は夫の労わりの意味も含めて買い物をしていたつもりだったので、仮にネットで買った方が安かったとしても、そうしたくなかったのです。
家計にゆとりがあるわけではないけど、せっかく買い物にきているのに、あまり切り詰めた雰囲気を出したくなかったし、一家の大黒柱に対して安く済ませようとしたくなかった。
普段から浪費する人なら話は別ですけど、普段から自分に全然お金を使わない夫だからこそ、「欲しいと思ったものを買う」という体験を楽しんで喜んで欲しいなと思ったのです。
買い物袋を下げてニコニコしていた夫の様子が微笑ましかったです。
夫は数日後の天気のいい日に、いそいそと新しいスニーカーをおろして履いて出かけていました。
そして、ふと私にメールをくれました。
「新しいスニーカー、めっちゃテンションあがります。ありがとう」
ああ、喜んでくれてよかったと思ったのでした。
子育てにはこれからどんどんお金がかかるんでしょう。
日本の経済や保障もこれからどうなるかわからないし、あのとき無駄使いしないで貯めておけばよかった、と後悔する日がくるんじゃないかと怯える気持ちは正直あります。
もちろん夫婦ふたりとも稼ぎ続けられるように、稼ぎを増やしていけるように、努力しているつもりだし、これからもしていきます。
反対に、もしかしたらすごく豊かになって、スニーカーよりもっと高いものもポーンと買えるようになるかもしれません。
けど私は、あの日、欲しかったスニーカーを買って喜んでいた夫の姿を見て嬉しいと思った気持ちを忘れずにいたいなと思ったのでした。
.
【後日談】
2021年現在、私はこっそり夫のおしゃれ化計画を進めていて、そのための勉強に読んでいるのがこちらのMBさんのブログです。
MBさんはたくさん本も出されてます。最近はこの本読んで刺激を受けました。↓
もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術 (集英社ノンフィクション)
★らっこって誰?って方はこちら↓
最新記事一覧はこちら↓
人気記事一覧はこちら↓
コメント