こんにちは。らっこです。
育休から復帰して2年目、ワンオペに苦しんでいた時代に、精神的に潰れそうになったときの体験談です。
全部を読んでもただただ「しんどかった」って言っているだけの日記です。
「こんな人もいたんだな」「この人はこうしたんだな」という事例に興味があれば、読んでいただけたら嬉しいです。
私が復職2年目の当時、夫は年間休日が30日ほどしかないブラックベンチャーで働いていました。
家にはいつもいないし、いても疲れ果てて寝ているし、私は私で余裕がないしで、家庭崩壊寸前でした(いや、崩壊していたかも。)
それでも1年はなんとかやれていたのですが…
2年目の春、突然、精神的に潰れそうになりました。
仕事と家事育児のバランスがうまく保てなくなった時期があったのです。
ある平日の晩のこと。
突然、心の糸がプチッと切れました。
2か月ほど仕事がめちゃくちゃ忙しい時期が続き、ストレスと疲れが限界に達していたのだと思います。
なかなか寝ない息子にイラッとしたのをきっけかに、
「もう嫌だーーー!!」
と叫びながら布団にもぐりこんで、ワンワンと泣きまくってしまったのです。
自分で自分にびっくりしました。
疲れている自覚はあったけど、こんなに突然、子どもの前で泣き出すほどだとは思ってなかった。
これはもうダメだなと思いました。
翌朝すぐに上司に「仕事を減らしてください」とお願いしにいきました。
それまでの私は、仕事では常に「新しい仕事にもどんどんチャレンジしたいです!」というスタンスでいたのですが、
あの夜の出来事をきっかけに、スタンスを180度変えました。
「子どもが小さい今の状態では、大きな新しい仕事をやるのは難しいです」スタンスに転向したんです。
実質的なキャリアアップ諦める宣言です。
「できないと宣言する」ことは、人生を通して初めての決断で、ものすごくハードルの高いことでした。
めちゃめちゃ勇気が必要だったのですが、それくらい「もう無理だ、できない」と思ったんです。
これ以上やっていたら、ある日突然、会社に行けなくなると直感で思いました。
そこから3か月ほどで仕事の引継ぎや山場を越えられて、なんとか精神的に持ちこたえることができました。
鬱とかにならなくてよかった…と思っています。心から。
落ち着いてみると、なんでここまで追い詰められたんだろう?というのを考えてみたくなったので、原因を考えるべく、もう少し書いてみますね。
振り返ってみると…
時短勤務で職場に復帰してから、働ける時間は減ったのに、なぜか妊娠前の2倍くらいの仕事をしている状態でした。
育休をとっている間に、会社の退職者がたくさん出ていた影響で、復帰後の方が仕事が忙しかったんです。
がんばっても会社にいる時間だけでは終わらなくて、こっそり家で持ち帰っていたことも数えきれないほど。
忙しさだけで言えば、復帰してから同じくらい忙しかった時期はありました。
でも、
会社にいれる時間が短い分、せめて担当の仕事はサービス残業してでも終わらせなきゃ
とか、
少しくらい自分に負荷をかけないと成長しないはず、辛くてもがんばろう
と思いながら、なんとかやりきってきていました。
でも、このときばかりは、もう無理だと思ったのです。
「なんで無理だったんだろう?」と考えてみると、このときは悪い条件がいくつか重なっていました。
欧州との急ぎ案件を担当していて(時差の関係で)毎日子どもが寝た後にも仕事をしないといけない日々が数ヶ月続いていた(とにかく疲れていた)
話を聞いてほしい夫は、いつも家にいない。たまに家にいても疲れ果てていて「話を聞くのとか無理」という感じだった
ずっと励まし合ってきた友人ママが妊娠してつわり中だったため、話を聞いてもらうことができなかった
ひとことで言うと、ストレスをうまく発散できなくて辛くなってしまったということなんだろうなと。
誰にも話せなくて、とにかく孤独で。どこにも逃げ場がない感じでした。
吐き出せないことから精神的にどんどん追い詰められていってしまった気がします。
この出来事があってから、私は自分が思っている以上に、話を聞いてもらって救われているんだなと痛感しました。
欧州との仕事では、時差の関係で日本時間の深夜0時くらいまでは連絡ができます。
だから早く子どもを寝付かせてメール返信をすると、その日のうちに何度かやりとりができるんですよね。
このときの案件は急ぎだったので「早く寝かしつけて返信したい」というか「しなきゃ!」というプレッシャーを、自分で自分にかけてしまっていました。
子どもがスッと寝てくれないこともストレスだったし、
家にいる時間も仕事を気にしてしまい、子どもとちゃんと向き合えていない気がすることもストレスでした。
私がもう少しうまくストレスと付き合うことができていたら乗り越えられたのかもしれません。
でも、あのときの私には無理でした。
その後、会社のセキュリティが厳しくなり、社外からメールチェックができなくなりました。
それまでは通勤する電車のなかでもメールチェックしたりしてなんとか仕事を間に合わせていたから、
それができなくなったら仕事に大きな影響をきたすのでは??とすごく不安だったのですが、、
実際にできなくなってみると、意外となんとかなりました。
なんなら「オンオフが切り替えられてとても良い」です。
良くも悪くも諦めがつくので、私のような仕事が忙しくなると家庭にも影響が出てしまうタイプの人間には合っているみたいです。
ただ会社では「もう挑戦できない」宣言をしたため、会社での立ち位置は微妙にありました。
評価して仕事を振ってくれていた他部署の部長からは無視されるようになり、声もかからなくなりました。
直属の上司も「なんでこうなる前に言わなかったんだ」と怒られたりして。どうすればよかったんだよ!って思ったりもしました。
でも何回考え直しても、あのときの自分はあれ以上やれなかったというのは事実なので、受け止めました。
その後、ワンオペ仲間の友人ママと話していて、すっごく納得した言葉があったので、書いておきますね。
「夫婦で子育てしている家庭なら母親もキャリアも追えるかもしれないけど、家事育児がワンオペだと、母親ががんばれるところまでしか挑戦できないよね」
たしかになあ・・・。
もともと自分のキャパが狭いのに、ちょっと挑戦しすぎたかもしれないと反省しました。
私はこのときの出来事をきっかけに、ものすごく仕事をセーブするようになりました。
無理をしないようにコントロールしないと潰れてしまうのではないかと怖くなってしまったんですよね。
心の底ではずっと諦めたままでいたくない、もっと成長したいとは思っていたけど、育休復帰から2年の時点では、いったん諦めることを選びました。
その後、ワンオペでも、今までよりも何かに挑戦できるようになるためにはどうしたらいいのか?を模索していきました。
少しずつでも自分を強く変えていけたらなあ、とメンタルコントロール術の本を読んだり。笑
その後、ワンオペ状態のままで3年ほどもがいてみましたが、最終的にはワンオペ生活を続けるのを断念しました。
夫に転職してもらい、土日はできるだけ夫婦で家にいられる家族の形をつくりました。
そのあたりの話はこちらの記事にまとめてあります↓
ワンオペはつらいです。
暗黒時代といっても過言ではないと思う。
キャリアを諦めて、挑戦することもやめて、ただただ日々を回すことだけに専念した闇の時代。
いまの私のエネルギーの半分くらいは、この「ワンオペ時代に感じた怒り」な気がしているので、無駄だったとは思わないけど。しんどかったです。
いまワンオペの日々を過ごしているすべての方、本当にお疲れさまです。
この日々に耐えていること自体がすごいことです。ぜひ自分を褒めて、ご褒美にハーゲンダッツとか食べてほしいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
ほかにもいろいろ、ワンオペ真っ只中なときの話を書いています。よろしければどうぞ↓
ワンオペ時代の話はこちらから
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