こんにちは。フリーランスのらっこです。
突然ですが新シリーズを書いてみることにしました。
その名も「言いにくいけど書いてみたシリーズ」です。
さっそく第一弾いきますね。
ここ最近ずっとモヤモヤしていることがあるので書いてみます。
届けたい人に届くかわからないけど。とりあえず書いてみる。
TwitterのDMで来るPR依頼にモヤモヤしてます
最近の私が何にモヤモヤしているかというと「Twitter経由でくるPR仕事の依頼文」です。
私はTwitterしたりブログ書いたり、発信するのが好きなだけの100%ただのフリーランスです。
でもTwitterのフォロワーさんが1,000人を超えたくらいから、DMで「PRしませんか?」的なお話をチラホラいただくようになりました。
会社を辞めたばかりのフリーランスの私なんぞにご連絡をいただけるなんてとてもありがたいです。
でも、残念ながら、基本的に受けていません。泣
だいたいは返事もしないです。
その理由はふたつあって、ひとつめはやってみたいなと思う内容ではないこと。
ふたつめの理由は送られてくる文章が「なんかイヤ」だからです。
(偉そうなこと書いて不快になる方がいらっしゃったらすみません。)
でも本当に嫌なんです。
ついこの間きたDMには(生理前だったのもあり)あまりにイラッとして、反射的に「この文章で返事したいと思うと思いますか?」って返事しそうになりました。
そのときは「こんな文章を送ってくる人に自分の時間を割くのも悔しいな」と思って返事するのをやめたんだけど、
その後ずっとモヤモヤと考えていて。
だんだんと、
受け手のこういうイヤな気持ちって表に出ること自体があんまなさそう。
だって伝えるのもめんどくさいもん。
心の中で「残念だなー」と思って、誰にも話さないで終わり。にしてきたんですけど・・
だんだんと、だからこういう嫌な感じの依頼文が横行するんじゃないの?
と考え始め、
「いまの気持ちを書くことは、将来的に私の不快な気持ちを軽減させることにつながる(かもしれない)」
と思うに至ったので、こうして筆を取りました。
ちなみに今から書くことは「一般人レベルの私がもらうDMについて」です。
たぶん各企業さんもさすがに著名な人に対してはそんなことしてないと思う。
でも一般人だからって「数打ちゃ当たるだろ」方式でテンプレで送ってると、返事も来にくいだろうし、結果的に人件費の無駄になってると思います。
きっと「私の意見は氷山の一角だ!」と思ったので、書くことにしました。
世の中の企業の皆さんにとって「自分の送る依頼文がこうなってないか?」と振り返る機会になれば嬉しいことこの上ありません。
いただくDMの依頼文はこんな感じ
いただく文章、だいたいこんな感じです。
突然のご連絡失礼いたします。
株式会社◯◯の◯◯と申します。
今回は弊社の◯◯というサービスについて、PRのご依頼をさせていただきたく存じます。
(会社あるいはサービスのリンク)
《ご依頼内容》
◆弊社サービスの◯◯をご体験いただき、PRツイートをいただきたいです。
※報酬といたしまして、◯◯を◯◯させていただきます。
◆もしご関心いただける場合、以下ご対応をお願いいたします。
①ーーーー
②ーーーー
③ーーーー
④ーーーー
※当アカウントへの返信は確認が漏れてしまう可能性がございますため、◯◯までご連絡いただけますと幸いです。
大変恐れ入りますが、何卒ご検討の程、よろしくお願いいたします。
えーと。
この文章を読んで、やりたいと思う人いると思う??????
とりあえず、私がどのポイントでどう感じたのかを書いてみますね。
突然のご連絡失礼いたします。
株式会社◯◯の◯◯と申します。
→ ここまでは別に何も思わない。
今回は◯◯というサービスについて、PRのご依頼をさせていただきたく存じます。
→ おお、なるほど。
《ご依頼内容》
→ えっ、いきなり依頼内容に入るの??
◆弊社サービスの◯◯をご体験いただき、PRツイートをいただきたいです。
※報酬といたしまして、◯◯を◯◯させていただきます。
→ うーん。。
依頼するまでの流れが乱暴じゃない?
そもそもなんで私なの?とか、
これはどんなサービスで、今あるサービスとどう違うのかとか、
どういう人に使ってほしいとか、、
なんか、もう少し、
いろいろ書けることあるやろ???
◆もしご関心いただける場合、以下ご対応をお願いいたします。
①ーーーー
②ーーーー
③ーーーー
④ーーーー
→ この流れがわりと命令形だったり、めんどくさかったりする。「必ず◯◯してください」とか「ここに登録してください」とか。
知らんよ。
めんどくさい。
これ見て、誰がやりたいと思うよ???
毎日まいにち仕事に家事に育児に忙しいんだよ… パタン(疲)
(だいたいはこのあたりで読むのやめる)
※当アカウントへの返信は確認が漏れてしまう可能性がございますため、◯◯までご連絡いただけますと幸いです。
→ 知らんよ。
じゃあなんでTwitterで連絡してくるんだよ。
っていうか、なんで依頼されてる側に別ルートからの連絡をさせるんだよ。
Twitter見てくれよ!!!
大変恐れ入りますが、何卒ご検討の程、よろしくお願いいたします。
→ (これまでの流れ全部を含めて)そもそも検討してほしいって思ってないだろ!!
まあ、たぶん、なんか「Twitterのアカウント何人に依頼文を送る」みたいな目標があって、それをやりきるためにせっせと送ってるんでしょ?
(もしくは完全に自動で送るみたいなサービスあるのかな?しらんけど)
でもさ、こういうテンプレ文章ばかり送ってると「あーこういうのたくさんの人に送ってそう。私は不特定多数のひとりとみなされてるんだな」ってわかるし、最後まで読まれることもない。
いや実際、不特定多数のうちのひとりなんだろうけど、そこはいいんだよ。そんなのは双方わかってる。
でも一応、他人の時間を奪うわけだからさ、それなりの配慮って必要じゃん。
でもね、そういう配慮がない会社が多いからこそ、ほんの一言でも加えたら差別化できると思うんですよ。
せめて「なぜあなたに依頼してるのか」を付け加えるくらいの努力は必要だと思うよ。社会人として。
たとえばTwitterなら、
「いつも◯◯関連のツイート拝見しております」とか
「先日の◯◯のツイートで共感しました」
とかさ。いくらでもやりようあるじゃん。
そんな小さな工夫、ほんの1分くらいでできるじゃん?
もうね、嘘でもいいんです。これは配慮の問題なの。
まあ、でもたぶん嘘だとバレるけど(どっちやねん)
私はこういう文章を送ってくる人に聞きたい。
少なくとも私くらいの凡人フリーランスなら、
冒頭の文章に「いつもツイート拝見してます!」って書いてあったら、
心から「ありがとうございます!!じーん!!泣」ってなるし、少なくとも最後までは読む。
どんなにちっぽけに見える相手だとしても、その人にアクションを起こさせるためには、先に何かを与えないといけないと思う。
相手だって何かをもらったら返さないといけないって本能的に思うし。たぶん日本人なら特に。
「対価としてお金払うからいいやろ」って思ってるのかもしれないけど、
その前の段階で切られてるから。
そもそも読まれてないから。
それに世の中お金もらえるからいいやって割り切る人ばかりではないと思う。
私は、お金をいただいてやる仕事は長期的な視野で考えています。
さらに言えば、目先の小銭のために自分の信頼を失うことはしたくないです。
だから他者との差別化ポイントもようわからん依頼文も不親切なサービスを、「◯◯円もらえるからやろ〜!」とは思わないです。
(同じように思う人も多いんじゃないかな?)
あと、そもそもPRってとても難しい仕事だと思っています。
「個人の信頼を切り売りすることになる」という感覚があるので、より慎重にジャッジしています。
私は「自分が本当にいいと思うものだけをいいと言いたい」ので、お金をもらったから無条件に褒めるとかは避けたいです。
あ、でも、お試しした結果、いいことも悪いことも気兼ねなくコメントしてよければ全然やりたいです。
さらに、もともと「良い」と思っていたものについてのそういうお話をいただけるのはとっっっっってもありがたいです。
ぜひお声かけください!
(突然の営業。笑)
はい、ではここから具体的に「こう変えたらどうですか?」の提案3つを書きます。私の個人的な意見なので全体に当てはまるかはわかりません。
依頼文をこう変えたらどうですか?の提案
依頼理由をちゃんと書く
なぜその相手を選んだのかの理由を書く。
理由はなんでもいいです。「その先を読もう」と思ってもらえそうなつかみを書く。
突然の連絡失礼します、から突然用件に入られても。
突然すぎるだろ。
せめて「◯◯で検索していたらツイートが目に入り、弊社のターゲット像にぴったりだったので、ぜひお試しいただきたいと思って」とかなんかあるやろ。しらんけど。
最終的に、仕事が決まるかどうかって「その相手に好印象を抱くかどうか」が大きいと思うんです。
だからこそ第一印象は大切にしたほうがいいのでは?と思います。
依頼を受けた場合のメリットを書く(お金以外の)
お金だけでなく、そのサービスが相手にとってどう役に立つのかの視点を入れるといいと思います。
たとえば子育て系のツールだったら「時短になるので日々の忙しい生活が楽になると思います」とか、なんかそういう感じ。
ちなみに私は、お金もらえなくても学びや気づき、出会いに繋がりそうだと思ったらやります。(ここは人によるかも?)
サービスの特徴や他社との差別化ポイントなどを書く
よく「詳細はこちらを」的なリンクだけ貼ってる人いるけど、なんで見てもらえること前提なのよ??と思います。
見ません。
そんな時間ない。
見たいリンクは毎日数えきれないほどあるんです。
リンク先を見るかどうかの判断を瞬時にするためにも簡単にポイントを教えてほしいです。
リンク先にポイントをまとめたわかりやすいプレゼンがあったりすると「親切だな〜」と思ったりしました。
なんかLPは外部の人にも入ってもらってガッツリお金かけてやってるかもしれないけど、
PR依頼って内部の人だけ文章作成してやってるのでは?依頼文で損してることが多そうと思う。(改善の余地があるって意味です)
【おまけ】期限にはゆとりを持つ
これは個人的な体験から。
「これは面白そうだからやってみたいなー」って思った案件だったのに、期限が短すぎてやめたことがあります。
納期には余裕を持たせた方がいいんじゃないかなあと思う。
そのときは「あと2週間延ばしていただけるならやりたいです」って返事しようかと悩んだんだけど、
ちょうど仕事の電話が来たかなんかで忘れちゃって。
しばらくして「ハッ!」て思い出したときにはもう期限終わってた。。で、「まいっか〜」ってなった。
毎日いろいろあって、なにかと一瞬で忘れてしまうのです…(ワーママあるある?)(私がポンコツなだけ??)
依頼対象のサービス内容によるけど、2週間以内は短いのでは?最低1ヶ月くらいはあった方がいいんじゃないの?っていうのが個人的な感覚です。
「いつまでに実績をまとめたい」とか社内的事情があるとは思うけど、依頼相手にもきっと予定あるよ、色々と。
ということで、思うままにつらつらと書きましたが「DMの依頼文、いちど冷静に見直してみてはいかがですか?」っていう内容でした。
「お前誰やねん、偉そうに!」って思われた方がいらっしゃったら申し訳ないです。
そうです、私はただの凡人フリーランス、吹けば飛ぶような存在です。
ぴゅ〜〜〜(飛んだ)
でも、だから書いてみました。すでに影響力ある人だと書きにくいかもしれないじゃん。私は別に失うものもないので。
日々思いやりのないDMに地味に嫌な思いをしているので、少しでも何か変わればいいな〜と思って書いてみました。
届くといいな〜と思うけど、そういうリサーチをしている人だったらそもそもこういう文章は書かないかもしれないって思うと、意味ないのかもな、とも思うけど。
とりあえずネットの力を信じてみたいと思います!
ちなみに最近読んだ本の中だと、株式会社WORDS代表の竹村さんの本の中に「相手への依頼の仕方」の例が載っていた。とても参考になると思います。
この人には手紙にしようとかメールにしようとか、文章の長さはこれくらいで、とか。
仕事の依頼には思いやりが必要だなって私自身も改めて反省する内容でした。よろしければどうぞ。
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